kumonokuniの日記

腐女子まっしぐらなブロクです。はまりにはまっている小説の二次小説およびオリジナルの小説ならぬ戯言を書き連ねてまいります_φ( ̄ー ̄ )

《図書館戦争SS》全国図書隊防衛部合同演習大会6

「ところで、午後からの訓練から私も御一緒させて頂きます。」
柴崎が堂上と小牧を見て微笑んだ。
それを見た郁と手塚は首を竦め柴崎を見つめた。
「柴崎さんは記録係ね。今後極力うちの班と同一行動とることなったから。」
小牧が二人に伝えた。

午後の訓練前に緒形から一通りの説明がなされた。
柴崎の同行の件、今後のトレーニングの件、それと優勝基地への堂上班+柴崎貸出しの件が伝えられた。
そして…。
「笠原はどの隊も狙っている。貸し出したら最後。単発含め、定期的に研修というなを借りた争奪戦が始まると思え。姫さんは渡さん。」
最後に玄田が言い放った。

堂上と小牧、緒形が中心になって、訓練と言うなの記録会が始まった。
柴崎がいるだけで、隊員達の士気が違うことに緒形と堂上が苦笑をこぼした。
小牧に至っては軽い上戸に入っている。

その様子を片目に郁らは淡々とこなしている。
「小牧教官どうしたんだろうね…。」
郁が不思議そうに横にいる手塚に尋ねた。
「先輩方の柴崎に良いとこ見せよう精神に嵌まったんじゃないか?」
手塚が先輩方に目をやりながら答えた。

《図書館戦争SS》全国図書隊防衛部合同演習大会5

堂上班の4人は、昼休憩の食堂で合流することにしていた。
勿論、柴崎も時間かあったため同席している。
堂上班の一員だといっても問題ないほど、時間が許す限り食事を一緒に取っている。
実はこの行為、柴崎の優しさからなっているのだが、誰も気づいてない。
郁が受ける女性隊員からのやっかみを軽減するために柴崎は時間が許す限り食事を共にしているのだ。
堂上班の男性3人は、揃ってモテるのだ。
それぞれに想い人がいるにも関わらず、アプローチをする女性隊員及び、女性利用者があとをたたないのだ。
その為、堂上班の紅一点、郁は様々なやっかみを一手に引き受けることになるのだ。
勿論、郁は直接言われることも多い。
しかし、誰にも言わずに心に留めているのだ。
それを柴崎は気遣い行動を共にしているのだ。

「ところで、笠原。あんたすごい資格持ってんだって?」
柴崎がふと、郁に声をかけた。
理学療法士の件?」
郁がため息混じりに答えると、柴崎はにこやかに微笑んだ。
「あんたのことだから、その情報は掴んでたんじゃないの?」
郁が逆に不思議そうに尋ねた。
暗黙の了解で柴崎の情報部の話は特殊部隊の面々は知っている。
「あんた履歴書に書いてないでしょ、それ。」
柴崎が飽きれ半分で答えた。
「そうだよね、笠原さん。さっき副隊長が経歴書見てたんだけど、何処にも記載ないんだけと…。」
小牧が柴崎の援護射撃とも取れることを郁に告げた。
「書き忘れました…。面接では伝えたんですけどね。だって、稲嶺顧問はご存知でしたよ。」
郁がさらりと答えた。
稲嶺の名前が出たことで、その話題がいつ出たのか柴崎の疑問はそちらに移った。
「あんたいつその話をしたのよ?」
「何が?」
「顧問と理学療法士の話よ。」
「顧問の誘拐の時と、当麻先生の護衛の時。」
郁がさらりと答えた。
そのことに皆目を丸くしている。
「誘拐の時って、よくそんな余裕あったわね。」
「その時は、雑談でリハビリメニュー考えませんか?程度よ。ま、護衛の時もそんな程度だけどね。ま、護衛の時は玄田隊長と、進藤一正のリハビリメニューを実際に組んだけどね。顧問命令で…。」
郁が苦笑いしながら答えた。
「お前、いつの間に?」
堂上が不思議そうに郁を見た。
「打診は、指令最後の日に。柴崎がちょっと席を外した時に。で、その後そのままになってたんですが、護衛で顧問のご自宅に伺った際に決定事項として命令下りました。ちょこちょこ組んで、隊長のリハビリの先生に会って協力を得ました。」
郁が苦笑いしながら答えた。
誰も知らない事実である。
「言われてみれば、隊長今回の復帰はスムーズだったし…。進藤一正も…。二人ともリハビリメニューがいつもと違ってやり易かったって言ってたね。」
小牧が言うと、堂上が頷いた。
手塚はその告白を聞き、目を丸くしていた。
「陸上とは勝手が違うだろ?」
「はい。大学の教授に連絡とったり、リハビリの先生に相談しながら仕上げました。あとは、進藤一正の場合は奥様の協力も仰ぎましたけどね、リハビリの先生経由で。」
郁がはにかんで答えた。


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《あとがき的な…。》

だいぶ脱線しております( ̄▽ ̄;)
毎度のことながら…。
よって…、長期に渡るごとになりそうです。

《図書館戦争SS》全国図書隊防衛部合同演習大会4

「堂上!言い忘れてたが今回の合同演習は防衛部だから特殊部隊以外も含まれる。特に、女子は全国的にも特殊部隊にいるのは笠原のみだから各基地から選抜されてくるから。うちも何名か選抜してくれ。」
緒形が思い出したように声をかけた。
「その選抜は…。」
「堂上班に一任する。あと、戦力外だが業務部から柴崎がマネージャーとして同行するから。」
「えっ?」
「ま、メインは姫さんの守りのためだがな。」
緒形が笑いながら言った。
堂上はそれを聞き、あっけに取られている。
「あとな、今回の演習の優勝した隊に、堂上班の1ヶ月の貸出しの権利が与えられることになっている。ま、向こうが欲しいのは笠原と堂上なんだがな。手塚は射撃、小牧はレスファンスの腕をみたいみたいだな。そうそう、柴崎もオプションでレスファンスの腕をみたいと同行するから。」
緒形が爆弾発言をさらりと投下した。
これには堂上だけでなく、小牧も動きを停めた。
「ま、うちが優勝すれば何ら問題ないんだがな。」
玄田がいつの間にか隊長室から出てきて話に加わった。
「ちなみに特殊部隊は半数の参加で組んでくれ。良化隊が来ないとも言いきれん。」
「隊長と副隊長は?」
「今回は二人とも同行する。ちなみに射撃は緒形、進藤、手塚の3人は決定で。」
玄田が言うと、緒形が渋々と頷いた。
「隊長、近日中に、防衛部との合同訓練をお願いします。そこでメンバーを選考します。ちなみにうちの隊員は、どう選抜するんですか?」
「タイムだな。ま、午後の訓練の際に他の奴等に優勝隊の特典は伝える。優勝できる為のメンバーを選抜する旨もな。」
玄田が豪快に笑いながら言った。


事務所でそんな会話がされるなか、郁と手塚の書庫整理はなにも問題なく、滞りなく進んでいた。

《図書館戦争SS》全国図書隊防衛部対抗演習大会3

郁からの衝撃発言には手塚以外の4人も驚きを隠せない。
玄田らは入隊試験の面接で聞いている事実なのだが、もう3年以上前の話である。
すっかり忘れていたようだ。
だが、さすが年の功。
誰一人として顔には出さなかったのだ。
「ところで…。いつまでに作成すればいいんですか?」
堂上が姿勢を正し、玄田をみた。
小牧と郁もその答えを待っている。
「特に期日はない。訓練の合間や、終業後、公休で各自にさせるのが中心だろうからな。種目はバラバラなんだ。訓練中は難しいだろう。」
玄田の答えを聞き、4人は揃って天井を仰ぎ見た。
隊長の無茶振りはいつもの事である。
そして、そんな隊長の元で郁も手塚も4年近く過ごしている。
大抵の事には動じなくなっているが、これにはため息しか出てこなかった。
「ま、お前らならなんとかなる。笠原の言うことは何だかんだあいつらは聞くからな。」
玄田が笑いながら郁の肩を叩いた。
「可愛い娘っ子のお願いはな。」
「隊長…。笠原以外のお願いは聞いてくれないみたいな言い回しですが…。」
緒形が苦笑しながら笑った。
「堂上班の言うことは基本的に聞くから大丈夫だろ。あえて言うならお前ら怒らせると仕事にならんしな。」
「隊長、誉めてないですよね?」
小牧がため息混じりに言うと、隣の堂上は苦笑いした。

玄田は緒形と会議室をあとにした。
残されているのは、堂上ら4人だ。
方針状態の手塚が何とか口を開いた。
「堂上二正、これからどうするんですか?」
「どうするも何も、今からは本来の業務に移る。手塚と笠原は資料室整理、俺と小牧は事務所で書類整理だ。」
「「了解(しました)。」」
郁と手塚は揃って会議室を出て行った。
それを見送ると、堂上と小牧はデスクにつき作業を進めた。

「堂上、コーヒー煎れてくるけど欲しい?」
小牧が自分のカップ片手に堂上に声をかけた。
「頼んだ。」
堂上は小牧にカップを手渡し、そのままPCに向かっていた。
程なくして、小牧が二人分のコーヒーを持って戻って来た。
「堂上、ここ置くよ。」
小牧が堂上に声をかけてカップをデスクに置いた。
「あ〜。」
堂上が顔を上げると、小牧が苦笑いをしていた。
「どうした?」
堂上が首を傾げながら、小牧に訊ねた。
「眉間のシワが大変な事になってる…。」
「デフォルトだ。」
「自分で言うなよ。」
小牧が苦笑いで嘆いた。
「隊長の無茶ぶりにも参るよね…。」
「あ~。毎度の事だが…。」
堂上は頭を抱えながら机に突っ伏した。

《図書館戦争SS》全国図書隊防衛部対抗演習大会2⃣

続きます(^_^;)
文才ないので長々続く気がします( ̄~ ̄;)

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「で、隊長なんですか?」
堂上は姿勢をただして玄田を見た。
「とりあえず座れ。」
緒形が4人を促して座らせると、玄田が4人を見渡した。
そして、郁を見つめると申し訳なさそうに話始めた。
「今回の演習の目玉はお前なんだ。」
玄田が郁を見て言った。
「入隊した当初から笠原は話題の中心にいた。女子では珍しいの防衛部第一候補、その上、女子初の特殊部隊選出、囮捜査での抜群の検挙率、各種犯人の検挙率等で、注目を浴びてたんだ。そこに、今回の当麻先生の駆け込みにの中心人物。どこの隊でもお前さんが欲しいんだよ。」
玄田が郁を見ながら言うと、堂上の額にいつも以上の皺が寄っていた。
「それにな、堂上班の検挙率は全国一でな、どんなやつらか見たいってのもある。」
「手塚も、かなりの知名度だしな。教育隊から直接選出されるのは滅多にないに等しい。笠原には劣るが、手塚も注目を浴びてたんだな。」
緒形が苦笑いしながら言った。
「うちの班は見世物ではありませんから。」
堂上が不機嫌そうに答えた。
その声と表情に小牧が吹き出した。
「姫さんは何処にも渡さんさ。俺は欲しいもんは手放さん。」
玄田が堂上の頭を叩きながら笑った。
「そのためだ。堂上班には今回の演習のために特別業務を言い渡す。」
玄田が4人を見渡した。
「各種目の訓練メニューを作ること。」
「えっ~!!」
郁が声をあげると同時に堂上が頭を下げた。
「笠原、お前さんが各種のトレーニングメニューに精通してるのは知っているぞ。」
玄田が豪快に笑いながら郁の頭をガシガシと撫でた。
「陸上系の種目は笠原が、格闘系の種目は堂上が、小牧は残りを任せる。手塚に関しては3人のフォローと、射撃で上位に食い込むべく進藤と共に訓練に励むように。」
緒形が言うと、郁が机に突っ伏した。
小牧と堂上はため息をつきながら天井を仰ぎ見た。
「で、笠原今日の午後の訓練で陸上種目のタイム計るぞ。」
玄田が郁の頭をガシガシしながら豪快に笑った。
「えっ~!」
「お前さんだけじゃないよ。皆計って選出選手決めるのさ。」
緒形が笑いながら声をかけた。

「笠原さん、各種のトレーニングメニューに精通してるって…。」
小牧が不思議そうな表情で郁を見た。
郁は恥ずかしそうに話し始めた。
「大学の研究室が、トレーニング理論だったんです。それに、大学まで陸上やってたことでの下積みがあるんです。リハビリメニューも立てれる程に…。」
「そういや堂上のリハビリメニュー作ってたな。」
玄田が言うと、堂上が恥ずかしそうに頷いた。
「見せてもらったが、かなりのクオリティだな、あれは。うちのリハビリメニューは笠原に任せようかと幹部会で持ち上がってるしな。」
玄田が郁を見て言った。
言われた本人は首を目一杯横に振り、拒否を示している。
その様子が可笑しく、珍しく緒形が吹き出して笑った。
「副隊長〜、何で笑ってるんですかぁ!」
郁が膨れっ面で抗議した。
小牧が我慢し切れずに笑い出した為に話が中断することになった。
「笠原、お前専門は何だ?」
「勿論陸上全般です。リハビリメニュー考える方が個人的には好きなんですけどね。」
郁が苦笑いしながら答えた。
「一応、理学療法士の資格も持ってますから。かなり勉強しましたし。」
郁が恥ずかしそうに笑った。
その発言に手塚が目を丸くした。
「そこまで驚かなくても…。」
郁が手塚を見て項垂れた。

《図書館戦争SS》全国図書隊防衛部合同演習大会1⃣

原作逸脱の捏造です。
それでもよろしい方はどうぞm(_ _)m



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関東図書基地にて行われていた、合同演習の打合せに玄田が緒形を伴って出席していた。
「関東でやるか、関西にするか…」
玄田が天井を見上げて呟いた。
「うちだと検閲が何時は入るかわからんしな。」
「うちでやりましょうか。その代わり、例の人物連れてきてくださいね。」
関西図書基地の特殊部隊隊長が笑いながら言った。
「それが狙いかよ。」
玄田がため息混じりに答えた。
「入隊当初から話題に度々上がってはいましたが、今回ので拍車をかけたんでしょうね。」
緒形が答えると、玄田がたち上がり、誰にともなく宣言した。
「うちの姫さんに手を出したら、生きてられんと思え。」
「玄田さん、何の冗談ですかね。」
関西の隊長が笑いながら言った。
玄田も緒形もいつもの表情で相手を見た。
関西の隊長が言う例の人物は、もちろん、特殊部隊の紅一点、末っ子姫さんの郁のことである。
女子初の特殊部隊員と言うことで、当初から話題にはなっているのだ。
それが、当麻事件で当麻を領事館に駆け込ませた当事者と言うことで、また注目を浴びることになったのだ。
どこの隊でも郁が欲しい。あわよくば連れて帰りたいののだ。
そして、次世代の女子隊員を担う人材と郁を考えているのだ。
しかし、今の郁を作ったのは、郁の素質であり、郁の過去であり、堂上の役割、存在、扱いなのだ。
それを見て実感しているのは、玄田を始めとする関東図書隊なのだ。
「手を出したら、番犬とその仲間が襲いかかるってことだ。」
玄田が豪快に笑った。

それから数週間が過ぎた。
正式な文書として特殊部隊に書類が回って来た。

『全国図書隊防衛部対抗合同演習大会』
その書類を見て、会議室にいた郁が項垂れた。
演習大会の概要が可笑しいのだ。
「教官…。これ…。」
郁が後ろに座っていた堂上と小牧を振り返った。
同じように手塚も眉間に皺を寄せながら振り向いている。
「みなまで言うな。」
堂上が大きなため息をついた。
隣の小牧は笑っている。
正面では若干困り顔の緒形がいる。
「とりあえず、副隊長の話を聞くぞ。」
堂上が二人の部下に声をかけた。
郁と手塚は姿勢をただし、正面を見た。
「見てわかると思うが、単なる自慢大会だ。」
緒形がため息混じりに言った。
種目は多岐にわたり、アスリート顔負けの内容になっている。
基本的には図書隊として関わりのある種目になっている。
陸上種目では、100m、200m、400m、800m、1000m、1500m、5000m、10000m、4×400mリレー、射撃種目、格闘系種目(柔道、レスリング、空手、剣道)、高所からの降下技術、様々なものがある。
「尚、出場種目は班長会議で決定する。各自、どれなら上位に食い込めるか考え班長に伝えておくこと。」
「売られた喧嘩だ。圧勝するぞ!」
玄田がニヤリ顔で宣言した。
「解散!」
緒形の号令で隊員達は立ち上がった。
「堂上班は残れ!」
玄田が出ていこうとする、堂上らに声をかけた。
その声を聞き、堂上はため息をついた。





続きます_φ( ̄ー ̄ )

はじめに&注意書き_φ( ̄ー ̄ )

先程も書き連ねましたが、自己満足なストレスの捌け口なものなので誹謗中傷は
ご遠慮下さい。
なお、原作者及び出版社様とは何ら関係のないいち一般人の戯言のため、原作とはかけ離れるであろうことは明確です。
1一般人の趣味の場所ですのでご理解いただけると幸いです。

原作は私のオアシスです(笑)
なのに馬鹿げた二次制作をするんだ💢とお思いの方もいらっしゃると思ます。
原作あっての自己満足な趣味の世界です。
原作が好き過ぎて脱線した馬鹿な腐女子だとお思い頂けると…。

基本、原作逸脱の捏造ばかりだと思います.
自己満足な世界を繰り広げることになります。
原作及び作者様を誹謗中傷する目的ではないことを
ご理解頂きますようお願い致します。