kumonokuniの日記

腐女子まっしぐらなブロクです。はまりにはまっている小説の二次小説およびオリジナルの小説ならぬ戯言を書き連ねてまいります_φ( ̄ー ̄ )

《図書館戦争SS》全国図書隊防衛部合同演習大会5

堂上班の4人は、昼休憩の食堂で合流することにしていた。
勿論、柴崎も時間かあったため同席している。
堂上班の一員だといっても問題ないほど、時間が許す限り食事を一緒に取っている。
実はこの行為、柴崎の優しさからなっているのだが、誰も気づいてない。
郁が受ける女性隊員からのやっかみを軽減するために柴崎は時間が許す限り食事を共にしているのだ。
堂上班の男性3人は、揃ってモテるのだ。
それぞれに想い人がいるにも関わらず、アプローチをする女性隊員及び、女性利用者があとをたたないのだ。
その為、堂上班の紅一点、郁は様々なやっかみを一手に引き受けることになるのだ。
勿論、郁は直接言われることも多い。
しかし、誰にも言わずに心に留めているのだ。
それを柴崎は気遣い行動を共にしているのだ。

「ところで、笠原。あんたすごい資格持ってんだって?」
柴崎がふと、郁に声をかけた。
理学療法士の件?」
郁がため息混じりに答えると、柴崎はにこやかに微笑んだ。
「あんたのことだから、その情報は掴んでたんじゃないの?」
郁が逆に不思議そうに尋ねた。
暗黙の了解で柴崎の情報部の話は特殊部隊の面々は知っている。
「あんた履歴書に書いてないでしょ、それ。」
柴崎が飽きれ半分で答えた。
「そうだよね、笠原さん。さっき副隊長が経歴書見てたんだけど、何処にも記載ないんだけと…。」
小牧が柴崎の援護射撃とも取れることを郁に告げた。
「書き忘れました…。面接では伝えたんですけどね。だって、稲嶺顧問はご存知でしたよ。」
郁がさらりと答えた。
稲嶺の名前が出たことで、その話題がいつ出たのか柴崎の疑問はそちらに移った。
「あんたいつその話をしたのよ?」
「何が?」
「顧問と理学療法士の話よ。」
「顧問の誘拐の時と、当麻先生の護衛の時。」
郁がさらりと答えた。
そのことに皆目を丸くしている。
「誘拐の時って、よくそんな余裕あったわね。」
「その時は、雑談でリハビリメニュー考えませんか?程度よ。ま、護衛の時もそんな程度だけどね。ま、護衛の時は玄田隊長と、進藤一正のリハビリメニューを実際に組んだけどね。顧問命令で…。」
郁が苦笑いしながら答えた。
「お前、いつの間に?」
堂上が不思議そうに郁を見た。
「打診は、指令最後の日に。柴崎がちょっと席を外した時に。で、その後そのままになってたんですが、護衛で顧問のご自宅に伺った際に決定事項として命令下りました。ちょこちょこ組んで、隊長のリハビリの先生に会って協力を得ました。」
郁が苦笑いしながら答えた。
誰も知らない事実である。
「言われてみれば、隊長今回の復帰はスムーズだったし…。進藤一正も…。二人ともリハビリメニューがいつもと違ってやり易かったって言ってたね。」
小牧が言うと、堂上が頷いた。
手塚はその告白を聞き、目を丸くしていた。
「陸上とは勝手が違うだろ?」
「はい。大学の教授に連絡とったり、リハビリの先生に相談しながら仕上げました。あとは、進藤一正の場合は奥様の協力も仰ぎましたけどね、リハビリの先生経由で。」
郁がはにかんで答えた。


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《あとがき的な…。》

だいぶ脱線しております( ̄▽ ̄;)
毎度のことながら…。
よって…、長期に渡るごとになりそうです。