kumonokuniの日記

腐女子まっしぐらなブロクです。はまりにはまっている小説の二次小説およびオリジナルの小説ならぬ戯言を書き連ねてまいります_φ( ̄ー ̄ )

《図書館戦争SS》全国図書隊防衛部合同演習大会6

「ところで、午後からの訓練から私も御一緒させて頂きます。」
柴崎が堂上と小牧を見て微笑んだ。
それを見た郁と手塚は首を竦め柴崎を見つめた。
「柴崎さんは記録係ね。今後極力うちの班と同一行動とることなったから。」
小牧が二人に伝えた。

午後の訓練前に緒形から一通りの説明がなされた。
柴崎の同行の件、今後のトレーニングの件、それと優勝基地への堂上班+柴崎貸出しの件が伝えられた。
そして…。
「笠原はどの隊も狙っている。貸し出したら最後。単発含め、定期的に研修というなを借りた争奪戦が始まると思え。姫さんは渡さん。」
最後に玄田が言い放った。

堂上と小牧、緒形が中心になって、訓練と言うなの記録会が始まった。
柴崎がいるだけで、隊員達の士気が違うことに緒形と堂上が苦笑をこぼした。
小牧に至っては軽い上戸に入っている。

その様子を片目に郁らは淡々とこなしている。
「小牧教官どうしたんだろうね…。」
郁が不思議そうに横にいる手塚に尋ねた。
「先輩方の柴崎に良いとこ見せよう精神に嵌まったんじゃないか?」
手塚が先輩方に目をやりながら答えた。